いよいよ9月も残りわずか。NetBet Sportでは様々なスポーツのオッズを豊富にご用意していますが、今回は日本時間の9月24日から26日にかけて開催されるJ1リーグ第30節、FC東京対浦和レッズ戦の見所をチェックしてみましょう。
現在の順位は、FC東京が勝ち点45で8位、浦和レッズが勝ち点51で6位。サッカーベッティングのオッズは、FC東京 2.10 対 浦和レッズ 3.10(2021年9月23日時点)となっていますが、実力伯仲の好試合が期待できるのは指摘するまでもありません。どちらのチームにとっても、終盤戦に向けて上位進出を狙う重要な一戦となるからです。
ただし、現在に至るまでの歩みは大きく異なります。
まずアウェーの浦和レッズは、チーム再建の只中にあります。今年は複数の主力選手を放出しただけでなく、リカルド・ロドリゲス監督を新たな指揮官として徳島ヴォルティスから招聘。このためシーズン開幕前は、苦戦を予想する声も聞かれました。事実、3月14日に行われた第4節の横浜F・マリノス戦では0-3で完敗、1週間後の第6節では川崎フロンターレに0-5と大敗を喫するなど、シーズン序盤はチームが大崩れする場面も見られました。
しかし「産みの苦しみ」を乗り越えると、ボール支配率を重視するロドリゲス監督の攻撃的サッカーは少しずつ浸透。チームの成績も安定していきます。さらに4月には、ノルウェーの1部リーグで得点王に輝いたキャスパー・ユンカー選手(デンマーク出身)を、6月には日本代表のサイドバックで、フランスのマルセイユで活躍していた酒井宏樹選手も獲得するなど、攻守の梃子入れにも成功しました。これらの様々な要因が、好調につながっています。
一方、FC東京はシーズン開幕前、今年こそ悲願のJ1制覇を果たすのではないかと期待されていました。2018年から指揮を執る長谷川健太監督の下、昨年はアジアチャンピオンズリーグで16強に進出する傍ら、YBCルヴァンカップで優勝するなど、チームは成熟度を増してきていたからです。
ところが実際には、予想外に伸び悩みます。序盤こそ好調を維持していましたが、4月11日の第9節で川崎フロンターレに2-4で敗れると、泥沼の5連敗に突入しました。その後、チームは復調したものの8月になると2連敗し、9位に転落しています。
たしかにFC東京の場合は、東京オリンピックやパラリンピックの影響で、味の素スタジアムを2ヶ月間、利用できなかったことも影響したと考えられます。しかし今シーズンの戦いぶりは、浦和レッズとは違った意味でのマネージメントの難しさを象徴しています。サッカー界ではチームは生き物だとよく言われますが、成熟の域に達したチームをステップアップさせていく難しさを、如実に物語っていると言えるでしょう。
そんなFC東京にとって、カンフル剤になると目されているのが長友佑都選手です。インテル・ミラノなど、ヨーロッパの強豪クラブで活躍してきた長友選手は、11年ぶりに古巣に復帰。「このクラブでタイトルを獲りたい」と力強く宣言しました。
FC東京と浦和レッズは、共に関東圏のクラブであるだけでなく、熱狂的なサポーターを数多く抱えることでも知られています。当然、ライバル意識も強いため、両チームの対戦はダービーマッチにも似た熱を帯びてきました。
ビッグクラブのプライドをかけた対決を制するのはどちらか、そして勝利をたぐり寄せるキーマンは誰になるのか。スポーツベットで是非、お楽しみください。
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