東京オリンピックとパラリンピックを経て、世界中でさらに盛り上がり続けるスポーツシーン。NetBetでは様々なスポーツのオッズを豊富にご用意していますが、今回は日本時間の9月17日から18日にかけて開催されるJ1リーグ第29節、徳島ヴォルティス対川崎フロンターレ戦の見所をチェックしてみましょう。
第28節が終了した時点での順位は、好対照を描いています。徳島ヴォルティスは勝ち点23で17位。直近の5試合で連敗するなど、J2自動降格圏で苦しんでいます。これに対して川崎フロンターレは、勝ち点66で首位。消化試合数が1つ少ないにもかかわらず、優勝争いをリードしています。今週の徳島ヴォルティス戦でも、川崎フロンターレの優位は動かないでしょう。サッカーベッティングのオッズも、次の通りとなっています。
徳島ヴォルティス 6.75 対 川崎フロンターレ 1.43 (2021年9月15日時点)
ただし徳島ヴォルティスに、付け入る隙がないわけではありません。昨年、数々の記録を塗り替えながらJリーグを制した川崎フロンターレは、鬼木達監督の下、今年も安定した強さを発揮してきました。攻撃力の高さとプレッシングを基盤にした守備の堅さは他の追随を許しませんが、チームの勢いには陰りも見えるからです。
たとえば8月14日に行われた第24節の柏レイソル戦では、10人になった相手を崩しきれず、0-0の引き分けに持ち込まれています。川崎フロンターレが無得点に終わったのは、カップ戦を含めて40試合ぶりでした。さらに8月25日の第26節、アビスパ福岡戦では0-1で敗れ、昨年から続いていたリーグ戦の連続無敗記録が30でストップ。最近はJリーグYBCルヴァンカップやAFCチャンピオンズリーグでも、敗退を余儀なくされています。
では、徳島ヴォルティスが番狂わせを演じるためには、何が必要なのでしょうか?ヒントは前回の直接対決にあります。3月10日に等々力陸上競技場で行われた第3節、徳島ヴォルティスは前半12分と42分にレアンドロ ダミアンに得点を許し、0-2で完敗を喫しました。しかも、いずれの場面でも自陣でパスをインターセプトされ、簡単にゴールを奪われるパターンを繰り返しています。
このようなミスが起きてしまうと、徳島ヴォルティスのような下位のチームが勝機をつかむのは非常に難しくなります。失点を防ぎながら粘り強くプレーし続け、数少ないチャンスをものにするというのが、本来のゲームプランだからです。
昨年の徳島ヴォルティスは、スペイン人のリカルド・ロドリゲス監督(現・浦和レッズ)の下で、ボール支配率を重視した攻撃的なサッカーを実践。J2で台風の目となり、J1昇格を果たしました。後任のダニエル・ボヤトス監督も、やはり同じようなスタイルを追求していますが、川崎フロンターレのような強豪を相手にする際には、より緻密でミスが少なく、結果にこだわったプレーが選手に求められるのは、指摘するまでもありません。
とはいえ、何が起きるかわからないのがスポーツの魅力。どんな試合でも番狂わせが起きる可能性は必ずあります。日本サッカー界で独自のスタイルを確立した王者、川崎フロンターレに、スペインサッカーの息吹が吹き込まれた徳島ヴォルティスが、いかにして立ち向かうのか。スポーツベットで是非、お楽しみください。
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